文書情報管理士
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近年、ペーパーレス化が推し進められていることで、企業では業務上使用する重要文書がどんどん電子化されている傾向があります。そうした状況で輝くのが「文書情報管理士」という資格です。
あまり聞きなれない資格かもしれませんが、文書情報管理士は書類の電子化が進む今の時代に需要が高まっていくことが予想されます。
◎文書情報管理士とはどんな資格か
それまで紙という形で使ってきた帳票や図面などの文書を、電子化してパソコンの画面上で見られるようにしたり、マイクロフィルムという特殊な保存媒体などに保存したりしておけるようにするために、文書情報に関する専門的な知識や技術を備えているのが文書情報管理士です。
企業で取り扱われる文書は、コンプライアンスという観点から考えると、どんなものでも自由に電子化してかまわないというわけではありません。どういった文書なら電子化しても大丈夫なのかといったことは、専門的に勉強して知識を持っている人がいなければ分からないものです。
また、大量の文書をデータとして保存しておくと、探しているものがなかなか見つからないということも起こってしまいます。文書情報管理士とは、そういった文書の電子化にまつわるさまざまな問題へ全般的に対処できるようになるための資格だといえるでしょう。
◎官公庁や自治体に重宝される
企業だけでなく官公庁や自治体でもペーパーレス化が進んでいますが、民間へ委託して進めている場合がほとんどです。その際、入札に参加できる条件として「文書情報管理士が在籍している企業」というものを提示されます。
つまり、文書情報管理士の資格を持っていれば、会社が官公庁と取引できる可能性を生むことができるということです。これは文書情報管理士資格の大きなメリットになります。
◎文書情報管理士試験の内容
文書情報管理士の試験には2級、1級、上級の3つがあります。すべての問題がマークシート式のうえ、難易度もあまり高くないので、勉強のためのまとまった時間がなかなか取れないという人も安心です。
問題の内容としては文書情報に関する法律や文書の保存方法などが主ですが、級が上がるにつれてマネジメントなどの知識も必要になってきます。
◎まとめ
文書の電子化が企業や官公庁で進みつつある今の時代において、それに特化した知識や技能を持った文書情報管理士はなかなか重宝されます。試験の難易度も高くないので、なにか資格が欲しいという人は検討してみるとよいでしょう。